2013年3月に普通科総合コースを卒業した大塚麻由さんは、中学時代から助産師になることを夢見ていて、北海道医療大学看護福祉学部看護学科に進学しました。助産師の資格を取得するために大学院に進学する予定でしたが、その際に天使大学大学院助産研究科を選択します。「助産師の資格を取るための学校は、1年制のところが多いです。私が天使大学を選んだのは2年制の専門職大学院で、全国でも最長で助産学が学べるうえ、実習が豊富で専攻科より知識や技術が深められると考えたからです」と、大塚さんは言います。課題は多いものの、自分が興味・関心を持つ勉強ができており、将来につながる学修なので毎日が楽しいそうです。
大塚さんに、静修での一番の思い出を聞いてみました。「バドミントン部に所属し、全国大会で仲間と一緒に戦えたこと」。実は大塚さんは平取町の出身で、小学生の頃から打ち込んでいたバドミントンで全国大会に行きたくて、親元を離れて静修高校に入学したのです。「実家を離れて暮らす大変さや部活で鍛えられる辛さは、もちろん味わいました。でもそれと同時に、自立心や厳しい練習を一緒に乗り越える仲間との絆など、多くのものを得る機会にもなりました。自分の人生の中で、大きな変化・変革を感じる時間だったと思います」と、大塚さんは振り返ります。「静修での3年間で、私は心身ともに強くなり、人間としても大きく成長できたと思います。この経験を生かすためにも、大学院で2年間深く学び、将来はさまざまな女性の人生に関わる際に、少しでも手助けができる助産師を目指します」と語ってくれました。