５月１０日（火）・１７日（火）２週にわたり総合的な探究の時間において「平和と産業・環境・文化」を主なテーマとして２学年が体育館で学年発表、３学年が７つのテーマごとに教室に分かれて発表を行いました。発表に関わる資料はiPad等の機器を駆使して生徒自ら作成し、発表するだけではなく生徒全員からのフィードバックを受けることでその課題について共有、解決方法を模索していきます。総合的探究の時間は、答えのない時代を生きるために必要な能力として「表現力」「読解力」「先見力」「傾聴力」「共生力」「問題解決力」「自己啓発力」の７つ力を３年間を通じて育んでいくことを目的にしています。１年生では小論文への取り組みや、修学旅行での経験も視野に入れた平和に関する探究学習を行います。２年生になると産業・文化・環境に関する探究学習を行い、修学旅行で現地に赴き平和に関する学習や産業・文化・環境に関する探究学習をさらに深めます。事後学習としても経験をまとめ、３年生ではこれまで学習してきたことを北海道と関連付けて個人で深め、論文としてまとめます。

どの学年においても発表に対するフィードバックを参考にすることで、さらに学習を深めていくことになります。この発表の後にはさらに他学年への発表の機会を設けることにより下級生が上級生を手本としてさらに成長を遂げ、上級生も成長を実感します。また、最後にはルーブリック評価を用いた自己評価を行うことで、自分を客観視して評価します。そして修学旅行は総合的な探究の時間の学習内容を盛り込み、そのためのプログラムが組まれています。これにより生徒はただ受け身で参加するのではなく、能動的に参加することになります。３年間の総合的な学習の時間の取り組みを通じて知識を深めるだけではなく、自分とは異なる意見に触れることによって広い視野を持ち、多様性の中で自らを発信する力を身につけています。